ふくいSDG’sパートナー企業紹介記事

以前のブログでもご紹介しました「ふくいSDG’sパートナー企業」に関する取材記事の件ですが、実は知らないところで結構ご評価をいただき、県外からのお問い合わせが相次いでいまして、皆さん口々に「新聞で読んだんだけど」とおっしゃってくださいました。

正直、県内の方々からのお問い合わせで「新聞を見た」というお話しであれば、日刊県民福井さんの記事なんだろうなぁと思いましたが、お問い合わせが県外からが圧倒的に多く、石川、富山からのお問い合わせが相次いでおりました。それで少々調べましたところ、日刊県民福井の母体の「中日新聞」さんのほうで、北陸版の紙面で紹介タイトルを変えて記事を出されたようだということがわかりました。まぁ、会社としては呑気な感じですが、お問い合わせの内容はエネルギー消費量削減のご相談ばかりです。

記事内容、どちらも同じで、SDG’sへの取り組み事業としての紹介ではありますが、SDG’sのGOALとして「13:気候変動に具体的な対策を」という部分でのご評価はうれしい限りです。

弊社子会社FKTlabのSDN-SHEET🄬は、省エネ建材としてその品質と性能を「建築分野」で通用する耐久力と、性能を担保するための「国産材」という視点を重視し開発され、建物や使用する環境によって様々なラインナップを取り揃えております。確かにエネルギー消費量を抑えるという視点でのSDG’sへの寄与として「省エネ」というカテゴリーはよいんですが、どちらかというと、激変する気候変動にフレキシブルに対応できる「素材」としての位置づけで、たまたまそれが建築分野で考えられたということにすぎません。

最近では、熱問題という視点で、直接的に生き物に影響を及ぼす問題においてお使いいただく機会が増えております。特に、農畜産分野では暑さにより生産量が落ちたり、品質が劣化したりという問題があり、さらに、それらを育む「生き物」の命にも関わることが多く、「暑熱対策」という言葉ができてしまったほど現場の皆さんの頭を悩ませている課題です。

ひょんなところから、このSDN-SHEET🄬をお知りになった農畜産関係の方から使ってみたいというご要望があり、テストケースとしてお出ししたところたいへんな効果があったことで喜ばれ、それから、横のつながりといいましょうか、農畜産関係者の方々の間で広く広まるようになった次第です。

遮熱技術というのは、暑いことを防ぐ、あるいは、寒いことを防ぐという視点ではありません。熱エネルギーの伝搬を確実にカットするということが視点です。ですので、断熱材と同じような発想では思ったような効果を得ません。そこで、弊社では遮熱+断熱という方式を考え、遮断熱工法というものを標準的に採用しております。

これは、夏場で要求される室内への熱エネルギーについてはほぼ100%カットすることで、空調効果を純粋に空気に対してのみ作用させることで空調ランニングコストを著しく削減します。逆に冬場で要求される室内の熱エネルギーを外部に逃がさないようにするため、断熱材に熱を溜めて外部側に放出される熱エネルギーは遮熱シートで内側に押し戻す効果得るようにします。したがって冬場でも夏場と同じような空調ランニングコストを下げることが可能です。

このように、「熱エネルギーの移動」という部分を意識することで考案されたのが遮断熱工法といわれるものです。

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