前回の#10に続きます。
#9のブログでも取り上げましたが、「半分壊して増築する物件」の建方工事のもようの動画ができましたので、公開します。
弊社公式ホームページのメニュー「動画」からもご覧になれます。また、Youtubeでのチャンネル登録を是非お願いします♪
動画中では解説していませんが、長方形の建物なので比較的、構造的な安定感を設計することは楽でした。鳶さんが梁を組み上げている手順的なものは、そのまま、「構造ブロック」といわれる区画とほぼ一致します。言い換えれば、構造を安定的にすることは、建方工事に際しても安全に、かつ、迅速に作業を進めることができるのです。
最悪のパターンというのは、高所で作業してくれる鳶さんたちが、あっちいったりこっちいったり、移動が激しいことなのです。構造的なブロックがちゃんと考えていない建物は、「どこから組み始めればよいか?」が感覚的に掴みにくいので、結果として作業も時間がかかってしまいます。
設計というのは、施工を行うための原計画なのですから、施工を意識しない設計などあり得ないのです。