先日のことですが、「日本建築防災協会」から「建築物の構造関係技術基準解説書 2025年版改訂内容講習(WEB講習)」のアナウンスがありました。

この「建築物の構造関係技術基準解説書」は、建築基準法におけるすべての構造関係規定に関する法文と、その法文の解釈、さらに技術的な資料などを含め解説されているもので、通称「黄色本」といわれているものです。設計者としては構造というものの法的な規制を理解するためには、持っていないとダメな部類の教科書的な図書になります。
日本建築防災協会からは、この「建築物の構造関係技術基準解説書」について、今回の建築基準法の一部改正に合わせ、2025年版の発行がアナウンスされています。
以前のブログテーマでは、「N値計算」に関する係数の取り扱いについて、改正法で変化があるということをご紹介し、その後、しれっと修正され元に戻されたという話題を取り上げましたが、2020年版との比較で相当量変更がある部分を「暫定版」として公開しています。
今回、この2025版改訂内容の講習がWEBで開催されるわけですので、どんなセミナーよりもまずは受けておかなければならないセミナーだと思います。まして、これまで構造規定の審査省略にすがって確認申請をおこなっていた自称専門家さんはなおのこと必要だと思います。
このWEBセミナーはテキスト代も含まれて、\5,500です。それほど高額なセミナー費用ではありませんし、2025年版解説書の2025年3月現在で編集されたもので、以下の講習科目に関する部分を抜粋したものとしてPDFで提供されるわけですので、2025年版の発売を待つ前におおよその変更点や追加内容を掴むことで設計に活かすことをお勧めします。
