以前から気になっていた「美浜町レイクセンター」に行ってきました。この施設は、三方五湖の「久々子(くぐし)湖」に面する観光遊覧船乗り場です。

美浜町レイクセンターの公式ホームページにわかりやすいマップが公開されていますのでアップします。

https://mihama-lakecenter.com/home/cruise/
さて、この美浜町レイクセンターで運行している遊覧船は、ちょっと変わっているところがあります。それは、「再生可能エネルギーで航行する電池推進遊覧船」なのです。船の屋根には太陽光パネルも搭載されていますが、レイクセンターの施設の屋根にも太陽光パネルが設置され、遊覧船が岸につくと充電するような仕組みになっていようです。

電気の消費量ですが、1回の航行でおおよそ満充電に対して10%程度の消費で1日5便の運航ですので、全然、蓄電量に余裕があるということでした。運行しながらの充電には対応していないようです。
さて、この「美浜町レイクセンター」の遊覧船の見どころとしては、久々子湖から水月湖に通じる「浦見(うらみ)川」の通り抜けです。この浦見川ですが、三方断層が活動した1662年の寛文地震の影響で気山川近辺が隆起し、菅湖から気山川を通って久々子湖への排水が不可能となり、周辺村落に甚大な水害が発生しました。これを解消するため、1664年に小浜藩主の酒井忠直は、行方久兵衛に命じ、「浦見川」を開削しました。つまり人工運河なのです。
通り抜けしたときの動画ですw
この川幅を人力で江戸時代に工事をしたというのが少々信じがたい規模なんですが、岩を切り開いたような状況をところどころで見受けられるので、相当な人夫を集めて工事を行ったんだろうなぁと思います。また、工事期間は2年だったとのこと。これも脅威的なスピードだと思います。この川べりには、桜の木などが植えてあるところもあるので、この先、見ごろになると、さらに風光明媚な場所になると思います。
水月湖までくると、デッキに出て外を見ることができます。デッキに出てしばらく船を走らせますので、すごく気持ちがいいです。


水月湖周辺までくると、野山がほとんど人の手が入っていない自然のままなので、野生動物を結構いるらしいです。
桜の時期にまた来てみたいです♪
◎美浜町レイクセンター
〒919-1124 福井県三方郡美浜町早瀬24−4−1
TEL 0770-47-5960