かねてから工事をご希望されていたお客様の「先進的窓リノベ2024事業」を利用した「内窓設置」工事を行いました♪
和室の続き間に大きな縁側という昔ながらの間取りなのですが、この縁側いっぱいに欄間障子付のアルミサッシが取り付けられ、確かに日中など和室まで明るい空間となるのですが、冬はこのガラスからの熱の逃げっぷりが半端なく、とても暖房を止めることができないくらい寒い空間になっていました。そこで、今回の「窓リノベ2024」を使って補助金をいただき、この縁側の窓に内窓を設置することにしました。
取り付けに際し本来は窓の内法に対してスッポリと樹脂枠を取り付けるだけでいいのですが、古い住宅でなおかつ開口幅や高さが大きな場合、特に和室廻りの真壁状態のところでは、経年変化により柱の反りなどで開口枠が真四角ではないことが多いので、一般的になされているような「ただ単に枠を取り付ける」方法ですと、隙間の空き方が均一ではない状態になり、そこをコーキングなどの隙間埋めで処理しても不格好になってしまいます。そこで、一旦、それを目立たなくするために化粧枠を取り付けたりして調整しました。これも、できるだけ和風の空間を損なわないようにしました。
そして、障子をいれて完成です♪
この日の福井は桜も満開になったというのに、やや寒い日中だったのですが、内窓の障子を入れると体感的に縁側の室温が変わっていきました。内窓設置は劇的に効果がでますので、是非、みなさんご検討ください♪