福井の家づくり

2025年４月以降着工分から改正基準法の適用が始まります。以前からブログテーマとして取り上げてきましたが、特に住宅をメインとしている設計事務所や工務店、地方ビルダーでは影響が大きいという言われ方をしています。その中でも最も懸念されていること...

雪国（多雪地域）での設計で耐震等級３を目指すというのは、如何に積雪荷重を構造的に交わしていくか？というところが重要な課題になります。そもそも耐震等級３というのは、地域的な特性（積雪や風）を考慮した上で、基準法想定の地震力の1.5倍の地震力が...

以前のブログでもテーマにしました増築リフォームの案件ですが、本日、正式に「建築相談」という形で法適合審査に関する手続き協議に入りました。昭和５７年に建築されている木造住宅の「大半」を壊し、そのスペースに新築して残存部分とエキスパンションジョ...

以前のブログテーマで、今度の２０２５年改正建築基準法の施行で、木造建築物における構造耐力の評価として、地震時などの水平力が作用した場合に作用する、「柱の引抜力」に対抗するための金物補強についての検定式の変更を取り上げました。簡単にいうと、従...

以前のブログテーマで取り上げた「無等級材」といわれる、一般流通木材について、自称専門家たる人が甚だしい勘違いをしている事例が先日ありましたので、再度、説明をいたします。自称専門家の主張の骨子は、「主要構造部の部材となる木材はJAS規格認定品...

福井の古い住宅は間取りの教科書的に、田の字に配置した和室に縁側を配置するっていうのがテッパンな間取りですが、縁側の外部に面しているところは「すべて開口部」という感じです。イマドキですと断熱性の高いサッシなんかを設置しますが、古い住宅の場合に...

国交省からの改正基準法に対するマニュアルで、先日、公開された「2024年９月第２版」で、衝撃的な変更があった「N値計算」。それをブログテーマにする＃４ですｗさて、前回のブログで、N値計算の「N値」というのは、この値に謎の係数5.3を掛けるこ...

国交省からの改正基準法に対するマニュアルで、先日、公開された「2024年９月第２版」で、衝撃的な変更があった「N値計算」。それをブログテーマにする＃３ですｗ前回は、計算式が公表された平成１２年の改正基準法の内容に触れました。この際、説明され...

国交省からの改正基準法に対するマニュアルで、先日、公開された「2024年９月第２版」で、衝撃的な変更があった「N値計算」。それをブログテーマにする＃２ですｗさて、そもそも論、Ｎ値計算とは？って部分で、日常的に業務で使っていると、式の扱いは理...

先日、国交省からびっくりするような資料の公開がありました。それは、「改正基準法 ２階建ての木造一戸建て住宅（軸組構法）等の確認申請・審査マニュアル」です。これを見て、「それ、ずいぶん前に基準法が改正されるからって、マニュアルとして配布された...