夏場のコンクリートって・・・・・

暑いですねぇ~(ToT)
現場作業は辛い季節なのですが、基礎工事などでコンクリートを扱う仕事をしていると、お客さんや付近の方から、「天気がよくて仕事はかどるよねぇ~ コンクリート乾くの早いし♪」ってお声かけいただくのですが・・・・・・

この時期のコンクリート打設は非常に気を遣います!まず、「コンクリートを乾かす」というのは間違いです!コンクリートは乾いて固まるのではありません!コンクリートは水和反応による化学反応による硬化です。したがって、硬化に必要な「水」を切らした場合、当然、硬化はしません!

ということは、この季節。すぐに水分は蒸発していきますので、どんどん水を足していくいく必要があるわけです。当然、打設直後に水を入れるわけにはいきません。表面の水分が引き始めると、すぐに水をかけはじめないと、表面がバリバリに割れて、コンクリートの性能を発揮できません。これを水養生(湿潤養生)といいます。

水養生していると、お客さんや付近の方が、「乾かんがの!」っていわれるんですけど、この説明をすると、「いやーしらんかったわー」ってよく言われます。また、暑い気温の場合には打設は中止か、あるいは散水などにより温度を下げる必要(プレクーリング)があります。このように、意外と気を遣ってあげないと、施工不良を引き起こしてしまうわけです。

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