今年の夏は凄まじい暑さでした。9月に入ってやや気温が下がり気味ではありますが、それでも30度超えは当たり前のように連日続いています。そんな中、メディアなどでは「遮熱」というものが取り上げられることが多くなってきたように思います。
この「遮熱」が注目されるようになり、弊社子会社、FKTlab有限会社のSDN-SHEET🄬にも連日多くのお問い合わせをいただいておりますが、「遮熱」を謳う製品があちこちから「雨後の筍」のように発売されているような状況です。SDN-SHEET🄬のようにアルミ箔のものもあれば、アルミ蒸着シートのもの、また粗悪な「銀色の塗装」がかかっているだけのものと、どのシートも遮熱性能があると謳うだけで、その品質、性能などをしっかりと説明できているものは、ほとんどありません。
SDN-SHEET🄬はアルミ箔は高純度アルミ箔(純度99.3%以上、JIS H4 160)を使用している純国産品です。また反射率は97%です。
さて、遮熱性能を謳うシートの多くは、その反射率を誇大に評価しているものもありますが、化学物質として高純度の組成であっても、その反射率には上限があるということを知っていただきたいです。また、アルミは化学薬品(酸性、アルカリ性)に対して非常に弱い素材であることも注意いただきたいところです。
多くのアルミ製遮熱シートは、「張るだけで熱線反射を実現する」という触れ込みで販売されます。ところが壁の中や屋根・天井の中に張られるのであれば別として、暑さ対策をする工場や倉庫などには、特段、内部仕上げがないところにアルミ製遮熱シートを「さらす」ように張られることが多いわけですが、その施設の中に酸やアルカリの成分を含んだものがあれば、アルミ製遮熱シートはあっという間に腐食してしまうことをご存じですか?
ここで一つの動画を公開しますので、ご覧ください。
この動画では、SDN-SHEET🄬と類似する、アルミ製遮熱シートを用意し、両シートの表面に「工業用アルカリ洗剤」を塗った実験の結果です。他社性のアルミ製遮熱シートは薬剤を塗布した瞬間から化学反応が発生し、白濁していく様子がわかります。たった3分の試験にもかかわらず反応は凄まじいことがわかります。

工業用アルカリ洗剤なんかふりかけることはない!とおっしゃるかもしれません。確かに洗剤をふりかけることはないにしろ、倉庫や工場などで薬品薬剤を扱う場合は、その扱っている薬品が気化し室内に充満していくことでアルミ製遮熱シート表面に接触することになります。当然、反応がすすみます。また、畜舎などの生き物が飼育される環境ですと、糞尿に含まれるアンモニアが気化し、畜舎内はそれなりの濃度となり、室内空気が汚染されシートとの接触面は化学反応を起こしていく結果となります。
SDN-SHEET🄬のSDN-W、SDN-SSは、遮熱性能を担保しつつ、耐薬品性能を重視した「保護コーティングあり」のシートとなっていますので、薬剤を使用する環境でも安心してお使いいただけるシートです。この他社にはない性能に是非注目していただきたいところです。