北陸技術交流テクノフェア2025

10月23日から24日にかけ、福井県産業会館で「北陸技術交流テクノフェア2025」が開催されました。

というわけで、今日、ちょっとご飯食べた後に時間があったので見に行ってきました♪

毎年できるだけ見るようにしている県のイベントですが、今年は、学生さんに対しての企業アピールが強かった気がしますw 高校生、大学生の方も多くこられていて、さながら就職説明会も兼ねてる感じがしましたが、それもアリかな?wって思うくらい盛り上がってた感じです。まぁ、本来は、BtoBのマッチングフェア的な位置づけだとは思いますが、少子化の時代、こういった企業の紹介のような色付けもあったほうがよいと思いました。

さて、ブースのほうですが、県内外からの出展で、今回、県外からの出展も多いような気がしましたw

いつも使ってるサーモカメラメーカーさんもブースを構えてましたし、あったら便利だなと思うような計測器のメーカーさんも見れました。いつもは東京の展示会で見かけるようなメーカーさんがこんな田舎の展示会に出展してくれるなんて嬉しい限りです。

ちなみに、福井の企業さんで注目したのは、「テクノマックス有限会社」さんです。

テクノマックスさんのブースは去年も見せてもらったんですが、今年はかなり具体的な展示方法で、展示機器を実際に扱うこともできました。で、なぜ注目したか?といいますと、それは「荷揚げ」や「高所作業」を円滑するための装置を開発販売されていることなのです。

一つは、荷揚げ機です。手押しの台車にリフトがついていて、電動昇降で荷揚げができるというものです。これあると、2階への石膏ボードの荷揚げはかなり楽になります。また、「電動脚立」として人を一人のせた状態で3m程度上昇させることができるリフトもあります。これがあれば、吹抜けの天井作業なども足場を組まずとも対応できそうです。また、この「電動脚立」のアタッチメントを変えると、荷揚げにも使えるそうです。突っ込んだお話をさせていただいたのですが、どうやら現在、「補助金」も出てるようで半分の経費で購入が可能だとか。35万くらいで買えるということなのでちょっと検討しようかと思います。

そして、ちょっと見たかったものがありまして、それは「有限会社川端工業」さんの「iZATo」です。

川端工業さんは、「透水性コンクリート」で有名で、駐車場やアプローチの土間に水がたまらない仕上げができることでCMでも御なじみなんですが、その川端工業さんが、災害対応用の簡易トイレを作られたということで前から見たかったのです。

水は川の水でも海水でも、はたまた泥水でもいいのと、災害対応時のトイレを簡単に水洗化することで衛生面の問題を解決しようとするものです。いわゆる「肥溜め方式」ですと、排泄物がたまればそれを取り除く必要があるわけです。水洗化できれば、下水が生きていれば下水に、あるいは川などに流すということはでき、最悪はちょっと離れたところに穴をほってそこに溜めることも可能になってきます。災害対応を謳っていますが、使いようによっては工事やイベントの仮設トイレでもいけそうです。

あとこれは!と思ったのが「避雷針」ですw

普通、避雷針というのはそこで落雷を受けて地面にアースすることを目的にしてるのですが、これ、逆の発想で、この丸いところの上部が「マイナス」で帯電させることで、設置箇所には落雷しないというわけです。性能的には1台で300mの範囲をカバーするとか。これを販売もするけど、レンタルもするらしく、私共のような建築業者だと「足場」に取り付けることで足場への落雷と、現場への落雷を防ぐことができるわけです。

とまぁ、いつものドヤ顔でお見送りいただきましたwww

産官学連携という部分では大学関連の出展も多数あったのですが、そんな中「福井大学カーボンニュートラル推進本部」さんもブースを構えられてました。

現在の取り組みとしては、CO2濃度のエリアデータを集積するための装置開発をなさっているようで、点観測ではなく、面で測点をとらえることでエリア解析を可能にしようというものです。装置自体の2~3万程度なので、これを設置してくれるところに対しては、広域で取得したCO2濃度のデータを公開し使用してもよい権利を与えようとするらしいです。とりあえず「花堂北」のデータは弊社で引き受けますとお話しました。

このような感じで、技術を公開する場としては、ど田舎福井でもかなり規模のデカいフェアになったようです。

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