国道158号線仮設道復旧へ!

7月8日。かねてから土砂崩れにより通行止めとなっていた、「国道158号線 大野市上半原~岐阜県境」ですが、仮設う回路が完成し、7月18日(金曜日)14時から通行可能となることが発表されました!

この土砂崩れは、令和7年3月19日発生したもので、斜面崩壊により158号線の一部が土砂で覆いつくされ通行ができない状況でありました。災害発生場所は、現在工事中の中部縦貫道の未完了工事区としての道路を完全に通行止めにすることになり、事実上、岐阜県境白鳥方面からのアクセスを不可能にしてしまいました。また、工事中の中部縦貫道は、地形、地質等による橋脚建設の見直しを迫られ、再調査などの現地調査を進めていた中での通行止めとなり、中の中部縦貫道の工事遅延のさらなる原因にもなっていました。

また、工事中の中部縦貫道は、地形、地質等による橋脚建設の見直しを迫られ、再調査などの現地調査を進めていた中での通行止めとなり、工事中の中部縦貫道の工事遅延のさらなる原因にもなっていました。

中部縦貫道の工事未完了区域があるものの、九頭竜ICから油坂峠出入口までは未完了であるだけで、九頭竜ICまで高規格道路が延びたことでの交通利便性は格段にあがり、その効果として岐阜県境からの観光客の方のアクセスはすさまじい数の増加があったことは言うまでもありません。九頭竜IC付近には、「道の駅九頭竜」というものがありますが、ここは静かな道の駅で休日でもそれほど観光客であふれかえることはなかったのですが、中京方面からのアクセスがよくなったおかげで、休日には駐車場から車があふれかえる状態になりましたし、このルートを福井側から走りますと、多くの中京方面のナンバーをつけた車とすれ違うようになりました。福井ナンバーのほうが少ないイメージがあるくらいですw

発災は3月で、ゴールデンウイークの観光客激減は懸念されましたし、事実、観光によるアクセスは減っていました。福井から走って岐阜側に通り抜けることができないわけですから、勝山の恐竜博物館に来たとしても、そのまま白山方面に抜けて、ホワイトロードをとおるか、北陸道から富山方面へ走って東海北陸道へ出るか、それとも南下して名神方面に抜けるかしかありません。観光という側面での痛手は計り知れないものです。

県は災害復旧を急ぎましたが、土砂撤去よりも「う回路新設」による方法をとりました。これは、現場状況を見ればやむを得ない選択だと思います。その様子は以下のホームページでも報告されています。

福井県HP 一般国道158号 災害復旧工事(大野市上半原)より

工事は4月5日から開始されたようですが、この地は雪深く、工事用道路の確保のためには積雪2mを超える雪の除雪からはじめなければならず、また、周辺林木の伐採などの準備工事がかなりたいへんだったと推測できます。ホームページにはこの難所での工事記録がなされていますので、ご覧くださいませ。

そして建設関係者、地元住民の皆さんのたいへんなご苦労とお働きによって仮設道路が完成しました!

福井県HP 国道158号(大野市上半原~岐阜県境)通行止め(7月18日(金)14時解除予定)のお知らせ

個人的には、仮設道ではなく、国道158号線本道として、このルートを整備したほうがいいのでは?とも思いますが、いずれにしても、これで夏の観光シーズンへの対応ができる見込みとなったことは喜ばしいことです。

夏の福井の観光ルートとして、中京方面からのアクセスであれば、東海北陸道よりアクセスしていただき、道の駅九頭竜では「まいたけ弁当」をご購入の上、恐竜博物館、大野城、勝山城、越前大仏などの奥越観光をしていただき、次の日には、朝倉氏遺跡、東尋坊と廻っていただき、越前海岸沿いを南下し、敦賀方面に抜けていただけると、海と山をいっぺんに堪能できる観光ルートになりますので、是非、夏休みのご旅行としてお越しくださいませ♪

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