床のフカフカDIY #2

#1のつづきです♪

#1では、なぜフカフカになるのか?という原因のほうを説明しました。#2では「じゃ、どうやって直すの?」っていう部分での説明をします。

床のフカフカの原因が「合板の劣化」であることがハッキリした場合に、もっとも安価な修繕方法は、

「既存床フロアーの上に、もう一枚フロアーを張る」(以下、上張り施工)

ということです。もちろん、既存の床をすべて解体して、イマドキの床組にするとか、構造用合板を張ってその上にフロアー材を張る「二重張り」というやり方を採用することがよりよい対応策であることは間違いありませんが、工事も大がかりになりますし、そもそも論、DIYというレベルでなくなることにもなります。また、床を解体して改修することが全体の床面積の過半を超えますと、「大規模の修繕」とか「大規模な模様替え」となり「確認申請」が必要になるという事態にもつながります。こうしたことにより、DIYであろうがなかろうが、床改修の第一歩っていうのは、上張り施工で対応できるか?ってところが提案になります。

このやり方の場合、既存床より12~15mm程度高くなることから、ドアの開閉などで問題になる場合もありますので、その面では「要件等」であることは注意点としてあります。

さて、では、施工の対応方法なんですが、既存の床の状況というのは、床を上から見るとこんな感じなはずです。

フロアーは、必ず、根太に直交する形で張られています。従ってフロアー材をの溝方向に対して直角が根太の流れている方向だとすぐにわかるはずです。問題はどこら辺に根太が通っているか?なわけですが、これは床を叩くと、「ゴツゴツ」と締まった音がするところと、「ボンボン」と太鼓っぽい音がするところがあるので、だいたいわかります。また、最初にゴツゴツと音がしたところから、概ね30cmくらいのところが次の根太であることが多いので、そういう間隔を当てにして探すのも有効です。

そして、フロアー材はこのような感じで施工されていることが一般的です。

根太に最初の1枚がしっかり通る墨を打って、接着剤(木工用ボンド)を塗ってフロアー材を張りますが、このとき「さね」といわれる突起の根本に、フロアー材を留める釘を打ちます。イマドキですとこの釘がフロアーステーブルという「マタ釘」が使われますが、古い家の場合は、せいぜいでも「フロアーネイル」という釘の場合が多いです。

この上にフロアー材を張るわけですが、ここでちょっと重要な作業があるんです。Youtubeの動画などではあまり触れてなかったんですが、少なくともDIYじゃなくて、私共が仕事として請けるのであれば必ずすることがあります。それは、

「増し打ち」

という工程です。フロアー材を留めている釘は、さねの部分にしか打たれていません。接着剤が塗られて根太との密着があるものの、合板の劣化により接着面がしっかりと根太に留まっているかというと、フロアー材の裏の合板が浮いている状況かもしれません。

そこで、必ず、フロアー材に1~2本、等間隔で「コンパネビス」という保持力の高いビスを打っていきます。

このとき、一般的な合板施工の場合、ビスが潜ってしまうほど締めるのはダメなんですが、確実に根太に効かせるために、1~2mm 潜らせるくらいで施工します。ビス頭は絶対に床面より出てていけません。この増し締めをするかしないかで、その後の床の耐力は結構ちがいます。

次に新しい上張りするフロアー材の配置です。重要なのは、この上張りするフロアーも確実に根太に留めることです。たまに、既存のフロアー材に留めればいいと考え、既存のフロアー材に直交する形で上張りする人がいますが「大きな間違い」です。既存のフロアー材が、24mmなど分厚い場合には、上にはるフロアー材の向きはどっちでもいいです。これは釘の効き方が厚みのある下張りの板で確実に保つことができるからで、既存のフロアー材がたかが12mm程度、それも合板劣化があるような場合、既存のフロアー材が釘の効き方を保つことなど「できない」と考えるべきなのです。

また、上張りするフロアー材の配置と留める釘の長さも重要です。

上張りするフロアー材が、既存のフロアー材の「継ぎ目」を跨ぐように配置することが重要です。このとき、既存のフロアー材と確実に密着させる必要がありますので、保持力が強力な接着剤を使うことが必要です。「ウレタンボンド」と言われるものを使います。

このボンドは、ちょっと服についたり、仕上げの表面についたりすると、厄介なくらい取れませんのでご注意ください。そして「釘」の長さです。根太まで確実に到達し、保持力を発揮するためには、既存フロアーが12mmであれば、新しいものの厚みを足し、最低でも2.5倍以上はほしいです。フロアーステーブルでも、38mmとかだと短い部類に入ります。

フロアー材の上張り施工はお手軽そうに見えますが、やり方を間違えますと、

「おもったんとちゃう」

という事態に陥ります。

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