新人研修

新人研修とはいっても弊社のではありません。今日は日頃から関係のある企業さんに入社された新入社員の方の研修講師として1日過ごしました。この企業さんは、我々、建設業を「システム」という側面で支えてくれてる企業さんなんですが、正直、「3Kの極み」と言われるような建設業とはくらべものにならないくらいの、クリーンな労働環境で働いておられる方々ですwww システム開発とは言え、やはり建設業に特化しているシステムともなれば、多少なりとも建設業の現場を知らなければなりませんし、新たなシステム開発におけるヒントを現場から得るという部分でも重要です。

ですが、まだまだ新人さんですので、見るもの感じるものは新鮮そのもので、普段、勤めている会社で見る風景とは全く違う「建設現場」というものに慣れることのほうがたいへんだったようですw

研修では午前中に実際の現場を見ていただき、普段、システム上で見聞きしている入力値、設定値などが、実際の建築物のどこの部分の数値なのか?ということを重点的に学んでいただきました。多くのシステム開発会社では、プログラムとしての処理という側面で入力値を扱うことを重視しますが、専用・専門のシステムとなりますと、ユーザー側が実務レベルを知らなければ、そのシステムは直観的になりません。

例えば「基礎の高さ」といっても、それが、地盤面からの高さを示しているのか?あるいは、フーチングなどの底板からの高さを示しているのか?では全く扱いが違います。地盤面からの高さを示しているのであれば、実際の基礎の「躯体」としての高さは、「地盤面からの高さ」+「根入れ」というわけです。こういうことを意識できるかできないか?がシステム開発上、ユーザーインターフェース(IF)として重要だったりします。今日は、入力項目について、実際の現場ではどこを示しているのか?ということを重点的に説明しました。

毎年、この新人研修を行っていますが、できるだけ普段見たことない風景を見せることにしています。今日は、屋根に登ってもらいましたwww

もちろん、高いところが苦手だという方を無理強いすることはできませんので「希望者だけ」という限定ですが、ほぼ全員があがってこられましたw 屋根は、緩勾配でほとんどフラットですので、あまり恐怖感はなかったようですが、それでも足場のトップのステージまで登る際には多少の揺れもあって、現場にはディズニーランドで聞くような悲鳴が響いていましたw

この日、運よく、トップライト(天窓)の設置工事を行っており、普段何気に入力している「トップライト」の実際を見れて、ずいぶん驚いていたようですw そりゃ、トップライトの取付工事に立ち会えるなんて、普通に考えてもなかなかありませんから、ラッキーだったというわけです。

午後からは場所を変え、座学にて、設計などの実務レベルのお話しと、それを底支えしてくれてる「システム」の関連をお話しました。

まぁ、入社間もないということで、本当に若い方ばかりですので、なんか、自分も30年以上前に戻ったような感覚になり、若返った感じがハンパなかったのですが、丸一日中、ずっと講師としてしゃべってましたので、さすがにつかれてしまいましたwww

というわけで、今日の研修が少しでも役に立って、配属された部署で活躍されることを祈ります♪




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