梅雨時の気分転換には博物館、美術館巡りなんですが、福井県立博物館で6月15日まで開催の「華麗なる工芸(てわざ)の世界」を見に行ってきました。

実は、15日(日曜日)は、第三日曜日ということで「家庭の日」です。この日は「家族ふれあいデー」として協賛協力企業さんなども普段は行わないお得なサービスを実施するような日でもあります。また、県や市の施設では無料開放するところもあって、博物館、美術館の入場料の一部が無料だったりもします。
この日の県立博物館にはこんな感じでイベント看板がかかってましたw

家庭の日は、入館料が無料になるということはあるんですが、特別展などイベント展示については、その分の料金はかかるというのが普通なんですが、なんと今回の「華麗なる工芸(てわざ)の世界」展は、知事の杉ちゃんが太っ腹なのか「無料」でしたw 杉ちゃん、ありがとうございます!
さて「華麗なる工芸(てわざ)の世界」展ですが、歴史的な工芸品から現代作家さんのものまで幅広く県立美術館が収蔵しているものを公開しているようなのですが、そこに「岡島コレクション」というカテゴリーでの美術品が展示としてありました。
実は、福井県立博物館は「岡島美術記念館」というものが前身だったりします。岡島美術記念館については以下のURLをご参照ください。
この「岡島美術記念館」ですが、福井市の宝永に昭和33年に開館したものですが、岡島辰五郎さんが生涯にわたって収集した美術品、工芸品をすべて福井県に寄贈し、さらに建設費も出されて記念館を建築され、県の美術館として運営したわけです。その後、県立美術館自体は、昭和52年に現在の場所に開館したのですが、昭和62年に岡島美術記念館が老朽化に伴い閉鎖されると、その収蔵品は県立美術館が引き継ぐ形となっています。今回の展示イベントでは、そんな岡島美術記念館で展示されていた「岡島コレクション」の中から工芸品も併せて展示されていました。
この「岡島美術記念館」ですが、私が幼かったころかなりの頻度で祖母に連れられて行った記憶があります。住んでいたところが近かったせいもあって、たぶん、もはや散歩コースになっていたくらいです。今でこそ建築をしているので、その構造やデザインなどを建築的に評価することはできますが、当時、ものすごく「かっこいい建物!」という思い出が強烈にあります。ネットで画像を探すしたのですが、しっかりとした画像を見つけることができなかったのですが、福井県立博物館ホームページの、「岡島辰五郎の足跡」に小さな画像がありましたw

RC造で、1階がピロティになっているのですが、それが結構低いつくりになっていた記憶があります。子供ですので、収蔵品を見るのにすぐに飽きてしまい、中央の階段のところで遊んでいたのを覚えていますw その時の美術館のイメージですが、ピロティが低いのでまるで秘密基地が浮いているような感じがしていたのです。なので、この時の摺りこみもあってか、少々、上が重い感じの建物が実は好みだったりもしますwww
残念ながら展示品の撮影はできませんでしたが、会場入り口のところでは、福井市美術館で6月7日から7月13日の日程で開催されている「THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦」の「重ね摺り体験」が開催されていました。



意外とインクが付かないのと、余計なところが紙すれてきたなくなったりと、全体が綺麗にはいかななかったのですが、やってみましたw
というわけで、梅雨時のお出かけは「美術館・博物館」お勧めです♪