ラジ+(TAS) 2025/11/26

11月26日は、ラジ+(TAS)にて第4水曜日にお送りしている弊社ラジオコーナー「福登建設の快適家づくり研究所」の放送でした。

今日のラジオテーマは「火の用心」ということで、住宅建築での火災に対する備えという視点でお話ししました。ちょっとラジオでご紹介するにはボリュームがデカいので、来月も引き続きのテーマです。

大分での大規模火災による被害は相当なものです。出火の火元は1軒でも初期消火が間に合わない場合の延焼というのは、古い町並みの住宅密集地では想像よりも素早く、大規模になる要素があります。また、地形的な問題もあって、山風の吹きおろしなどで風が強いことが日常的であれば、一旦、火が付けば周辺に燃え広がるスピードは早いです。

今回のラジオでお話したのは、「燃える」という意味での事象について結構な確率で一般的な認識が違うということでしたw モノが燃える様というのは、火がついて炎や煙が発生するということだと思いますが、その原因が「火」を近づけて、その火が文字通り「燃え移る」ということを指していることが多いわけです。

ですが、モノが燃えるメカニズムというのは2つあって、「火源」が接近して燃えること、そして高温に達したときに「発火する」という現象があります。これらを前者は「物質の引火点」といい、後者は「物質の発火点」といいます。

火災発生のメカニズムを考える場合、「火源」を燃えやすいものに近づけないことはたいがい当たり前に想像できることです。マッチをすって火をつけて、それを木や紙や布に近づければ燃え始めるわけです。ですが、火災発生のメカニズムとしてもう一つあって、それはある一定の温度に物質の温度が到達すると燃え始めるというものです。実はこれがやっかいなのです。

さて、次回のラジオでお話しようと考えているのが「不燃性」についてです。前述した火災発生のメカニズムに対抗するために、建築的な材料として設定されているのが「不燃性」です。建築的な火災に対する備えというのは2つあって、外部からの火の侵入を完全に防ぐための措置を施すということと、もう一つは、家屋内からの失火を他所に延焼させない措置ということになります。どちらも材料的な「不燃性」を担保にしていますが、この「不燃性」という意味がおそらく理解されていないというのが現状ではないか?と思われます。

建築でいう「不燃性」というのは、

・非燃焼性:燃焼しないこと(炎を出して燃えないこと)
・非損傷性:防火上有害な変型・溶融・亀裂・その他の損傷を生じないこと
・非発煙性:有害な煙やガスなどを発生しない

この3つの現象が「一定時間発生しない」ことを指します。それにはランクがあって、発生しない時間が、

20分間以上:不燃材料
10分間以上:準不燃材料
 5分間以上:難燃材料

というランクになります。不燃性能優劣としては当然、

不燃材料>準不燃材料>難燃材料

という順になります。繰り返しますが「不燃」という漢字のイメージは「燃えない」ということですが、あくまでも3つの性能に対して「時間」が需要な要素になっています。極端な表現を使うと「燃え始めるまでの時間」を問題にしているだけで、決して燃えないことを求めているわけではないということです。

次回のラジオではこの点を掘り下げようと考えています。

音源はコッソリアップしときます♪

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