雪国の外壁サイジングの恐怖

昨日のブログでも取り上げましたが、予定通りの寒波再来です。昨夜のうちは風は強かったですが、地元花堂での積雪は数センチってところで大したことはなかったのですが、朝9時くらいから文字通り「暴風雪」となり、あ!っという間に30cmほどの積雪になりました。冷え込みも結構強いようで、雪質はいわゆる「パウダースノー」。水分がない分、圧雪になるとスケートリンクになります。そこに水分が加わると簡単に「氷」になります。北陸の雪の厄介なところです。

今日は定休日ですが、ちょっと心配になって事務所に来たら一面30cmの雪でしたw というわけで雪かきですw パウダースノーなんで100㎡ほど1時間1人工でいけましたが、ヘトヘトになりましたw

亡くなった父親から、「敷地境界から2mの道路は自分のうちやと思って雪かきせぇや!」って言われて育ったので、とりま、2mまで雪かきしましたwww まぁ、T字のところの突き当りにもあたるので、うちの会社の駐車場があいていると何かと利便性もあるというものですw

さて、単に寒波が来て大雪だってんならまだしも、今回は「暴風雪」なんで亡くなった父親から、「敷地境界から2mの道路は自分のうちやと思って雪かきせぇや!」って言われて育ったので、とりま、2mまで雪かきしましたwww まぁ、T字のところの突き当りにもあたるので、うちの会社の駐車場があいていると何かと利便性もあるというものですw

さて、単に寒波が来て大雪だってんならまだしも、今回は「暴風雪」なんで、実は結構心配なところもあります。それは「外壁サイジング」です。下の図は一般的な窯業系サイディングの図面です。

KMEWホームページ セラディール・親水パワーコート16(16mm厚)
クロー府16より
https://www.kmew.co.jp/shouhin/siding/shohin_shosai.jsp?ChiikiCD=1&SeriesCD=62&HinmeiCD=25

サイジングは1枚の長細い板を加工して下地に張っていくわけですが、横張りの場合には1枚ずつ積み上げていく感じです。1枚1枚は「合いじゃくり」という形状になっていて、噛み合わせの部分にはシリコン状の突起もついています。

どんなサイジングも、板と板の継ぐ場合には原則として、この「合いじゃくり」の部分で継いでいきます。部位によっては水切りという部材を入れたり、10mmほど空けてシーリングを施したりもします。問題はこの「継ぎ目」の部分なのですが、これが雪国では少々厄介な問題を引き起こす可能性があるんです。

実は、このサイジングの継ぎ目に雪が付いて気温が氷点下に下がったときは問題なのです。こういう状態です。

暴風雪の状況では外壁面に雪が叩きつけられ、「着雪」という現象が発生します。これが問題を引き起こすトリガーになったりします。

以下にその図をしめします。



普通の状態では特に問題はないのですが、サイジングの継ぎ目に雪が付いた状況の図です。水色が雪です。継ぎ目にかかった雪が気温が上がった場合に雪が融けます。このとき、毛細管現象によって継ぎ目に水を吸い上げる現象が起きます。通常の雨ではそれほど問題にはなりませんが、寒冷地では吸い上げた水が「凍結」することがあります。この「凍結」が非常に問題を大きくします。

水が「凍結」すると体積が増える「氷」になります。体積が増えると「合いじゃくり」の部分が膨れます。冬季に気温が乱高下した場合に、繰り返し水分の凍結が繰り返されます。すると、サイジングの合いじゃくり部分が割れていきます。これを「凍結による爆裂」、「凍害」といいます。

サイジングの後ろ側は「透湿防水シート」があるので爆裂してもすぐに水が壁の中に入ることはありませんが、そのままにしておけば、透湿防水シート面に水がザクサク入っていきますので、同じように冬季になるとサイジングの裏で凍結がはじまり、サイジングの角目が破損するだけはなく、サイジングの板自体が破損し、酷ければ透湿防水シートも破損させていくことになります。

雪国北陸でのサイジング工事は、この継ぎ目に毛細管現象を起こしにくくするレベルの精密な工事が要求されるのです。

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