BXカネシンさんの営業訪問

今日、思いがけず「BXカネシン」さんの営業訪問を受けましたw

「なんでうちなんかに飛び込み?w」

って思ったのですが、普段からBXカネシンさんが開催している「MPねじ接合」などの技術セミナー等に参加していることをご存じだったようで、そういう参加者名簿から営業先をお決めになられていたようですw

普段であれば飛び込みで営業されても留守にしているか、仕事でたて込んでいることでノーアポイントで来社されてもお時間の都合がつかないのですが、土曜日であったので事務所で書類関係の仕事をしていたので、「たまたま」時間を取ることができていろいろお話させていただきました。

木造は材料自体は鉄骨材や鉄筋コンクリートと比較すれば、その強度という部分ではかなり低いです。でも、木造がもつ利点というのは、

「加工が容易である」

ということで、それほど特殊な工具を必要とせず、いろんな加工を施すことができるという部分です。留め付けについても、釘やビスなどで留めることができるわけですし。そこで、この強度が低いという部分を補填するのが「金物」というわけです。

強度が必要になる部分で、もっとも重要な部分は、

「なにかと繋がる部分」

です。これを「接合部」と言います。木造ではこの「接合部」を「ホゾ組」や「蟻加工」といった仕口の加工で強度を出すしかありません。これは古来から続く木造構造のいわゆる「大工さんの技」です。ある程度の強度までなら十分に対応できるのですが、やはり大きな空間や、大地震に対応しようとすると限界が出てきてしまいます。そこで登場なのが、接合部に使われる「金物」なのです。また、構造体そのものを強化するための「金物」も必要になってきます。

従って、大きな荷重を扱う木造建築物を計画する上では、この「金物」の存在は絶対であり、金物メーカーさんは日々、便利な高強度な金物や、省施工できる金物などの開発に余念がありません。

ご訪問を受け、金物の使用でずいぶんと大きな木造建築物の設計や施工が楽になったことをお話しましたが、設計の自由度が上がるのはこうした金物メーカーさんのおかげなのです。カタログもいただきましたw 意外とWEBで見るより書物のほうが楽だったりします。

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