SDG’sとSDN-SHEET🄬 ~日刊県民福井掲載~

弊社、福登建設株式会社と子会社の有限会社FKTlabは、共に福井県が主催する「ふくいSDG’sパートナー企業」として登録されております。

その、ふくいSDG’sパートナー企業の紹介を中日新聞さんで取材をうけ、系列の日刊県民福井で本日、記事が掲載されました♪ 最初、SNSのフォロワーさんから「新聞みました~」というメッセージなどをいただいたのですが、正直、「?」って感じで、取材されたことも忘れておりましたw 中日新聞さん、ごめんなさい。

今回は、SDN-SHEET🄬の開発販売部門でもある、弊社子会社の「エフケーティラボ」の紹介でした。

中日新聞 日刊県民福井2025年1月12日朝刊より

取材では、SDN-SHEET🄬とはなんぞや?からはじまり、遮熱と断熱の違いやそれぞれの問題などをお話しさせていただき、「冬場の断熱、夏場の遮熱」という部分を特に説明させていただきました。記者さんには、すごく興味をもっていただけたようで、熱エネルギーの伝搬をしっかりとコントロールすることが、空調機器への電気エネルギーの省力化につながるという部分でご理解いただけたようです。

そもそも、断熱性能を高めるといっても、断熱材が熱を「反射」するわけではないのです。断熱材は熱エネルギーの移動に対する「抵抗材」に他なりません。したがって、その熱に対しての人間側の要求によって、断熱材でのコントロールは、時には良い方向に、時には悪い方向に作用します。

簡単な事例で言えば、冬、寒い時に、ダウンジャケットやもこもこのセーターを着こみます。あったかいですよね?毛布にくるまって寝るというのもあります。このダウンジャケットやもこもこのセーター、毛布がいわゆる「断熱材」なわけです。断熱材は、その材料の内部に空気をため込むことができ、結果としてそれらが熱をしっかりと蓄えて、外界の低い熱エネルギーの場所に熱を逃がさないようにしているわけです。

一方、夏はどうでしょうか?夏の海岸の炎天下で、ダウンジャケットやもこものセーター、毛布にくるまっている人がいるでしょうか?いませんよね?つまり、夏場は外界からの熱エネルギーをできるだけ受けないように、あるいは、熱エネルギーの少ない涼しい場所に高い熱エネルギーを移動させないようにしなければ、とても暑さに対抗することはできません。具体的には、木陰に入り太陽の日差しを遮れるところにいますよね?あるいは、外にいるときに日傘をさしますよね?まさに、それらは外界からの熱エネルギー遮って影響を受けないようにしているわけです。

したがって、断熱性能にだけ頼る建物は、その断熱性能の高まれば高まるほど、夏場の外界からの熱エネルギーを断熱材にため込んでいくことになります。そして熱エネルギーは消えてなくなるわけではありませんので、確実に、熱エネルギーの低いところへ伝搬、移動していきます。時間的にゆっくりとなるだけで、熱エネルギーが消えてなくなるわけではありません。例えば、夏場、外は涼しいのですが、家の中が、もわ~っとするのは、蓄積された熱エネルギーの放熱がはじまっているからです。

これを防ぐためには、断熱材にたまった熱をできるだけ早く奪う必要があります。そのためには、室温を下げることが必要なのですが、このためエアコンがほぼ消せない状況になるわけです。室温を25度にしたいと考える場合には、空気の温度が25度にするだけではなく、壁、床、天井といった躯体や、もちろんそれらの内部の断熱材も含めて25度にならない限り、熱エネルギーの移動は続くわけです。

これが、断熱材による夏場の負の影響なのです。逆に冬場ですと、室内で発生させた熱エネルギーはできるだけ空間や躯体にのこっていてほしいわけですので、断熱材によって熱の移動を妨げ、蓄積されるような状況をつくるほうが利点がでてくるわけです。

省エネを考えている建築物の大半が「断熱性能」を追い求めるだけで、夏場の熱挙動への対策がほとんどないのと、熱エネルギーの移動という側面で省エネを考える方は非常に少なく、夏場の対策としてエアコンを1日中つけっぱなしにすることがまるで「当たり前」のようにおっしゃる方は多いです。

夏場エアコンをOFFにできるというのは、想定する温度にすぐに到達するだけの環境を作ればよいわけで、これがSDN-SHEET🄬で外界からの熱エネルギーを遮断することで実現できるわけです。夏のエアコンの効き具合は弊社のお客様が一番よくご存じです♪

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