敷地調査で、「面積が知りたい」とか「敷地の周りの長さが知りたい」ということは普通にあることですが、どうしても計測するために二人いないとできない作業です。これを一人で、あまり特殊な器具を持たずとも、スマホやタブレットなんかを持っていけばパッパッとできちゃうってのは、人手不足、人材不足の今、重要な課題になっています。
敷地調査の場合、四角い敷地であることがわかっていれば、言い換えれば境界点が4つ定まっていれば、その点を測って、どっちか片方の対角線を測れば土地形状は確定できます。ですが、敷地に出入りがあったり、部分的に削られている部分などがありますと、折れている点の点間を計測した上で、三角形を構成できるような斜めを測る必要がでてきます。どこで折れているかという中間点も地境杭などでハッキリしていればいいですが、そうでなければ、結構微妙な位置での計測になるわけで精度もそんなにあがりません。
まぁ、このレベルでの敷地計測は「ざっくり」とした土地形状が分かればいいのと、ある程度の敷地周囲の長さがわかればよいので、多少の誤差はあっても問題がないわけですが、それでも計測は必要なわけで、ここでツーマン作業が必須となれば結構段取りに響いてきたりもします。
それで、スマホやタブレットである程度の精度をもってその作業ができるようなアプリがないかを探してましたw まぁ、要するにメンドクサイのをパッパッとできないか?ってところなわけですw あと、フリーなアプリに越したことはないですが、ある程度の費用は掛かってもいいと割り切った場合どんなもんか?と探していましたw
そこで見つけたのが、M・SOFTさんの、「スマホ de サーベイ」というアプリです。

フリーではないんですが、11,000円のアプリで、以下のような計測が可能のようです。

まぁ、今回は「面積測量」ができればいいわけですので、十分と言えば十分です。ただし、OSは、iOSですので、アレ嫌いの私にとっては苦渋の決断になりますw まぁ、これ測量精度をアップするために、LiDARスキャナ―を使っているから仕方がないんです。
LiDARを使ってるってことは計測長さなどを3次元的に掴んでいるということだろうということで、だったら、「Scaniverse」でも同様なことができるんでわ?と考えて検索してたところ、「桜町測量 溝田・佐野土地家屋調査士事務所」さんのホームページでこんなのを見つけました!
「Scaniverse」からエクスポートしたファイルを「potree」で読み込めば、計測結果がわかるということで、まずはこれを試すことにしました。
ただ、「Scaniverse」はこれまでも何回か使っているのですが、小さい空間であればよいのですが、大きな敷地レベルの広さになると処理がたいへん遅いので使い物になるんだろうか?という懸念はありますw まぁ、これもやってみての結果になります。
お天気次第ですが、一度計測にいってこようと思います。


