「福井県教育総合研究所 教育博物館」で、特別展「休み時間と遊びの空間」」が開催されているので見に行ってきました。教育博物館では、福井県における教育の歴史紹介と、県立高校、市町村立の小学校、中学校の歴史紹介を展示しています。

小学生のころを思い出しますと、勉強というより、この休み時間の遊びの思い出がよみがえります。授業の時間割の合間の休み時間は10分程度だったのですが、「大休み」という20分程度の長い休み時間もありましたが、「業間体育」と言っていたのを覚えています。

この「大休み」の時間には今考えると20分という短い時間にも関わらず、大急ぎで校庭に飛び出していったものです。この「大休み」は実は「業間体育」と位置付けられていたのは、戦前からの福井県における教育方針で、学校でできる体育増進運動だったことが展示されています。

また、戦後には、この「大休み」、「業間体育」 の時間が「健康増進」を目的とする運動や取り組みが増えだしました。



特に「乾布摩擦」という乾いたタオルで体をこすることで、体の抵抗力を増進させ、風邪予防になるというものが紹介されてますが、学校によって違いはあるのでしょうが、昭和40年代の私が小学生だったころには、あまり実施されていなかったというイメージがあります。
また、休み時間の遊び道具や、ゲームなどの展示もありました。




竹馬、一輪車、フラフープなど懐かしい展示もありますが、室内でかるたやめんこで遊んだ記憶はありませんw どっちかというと持ってくるな!な感じだったと思います。
あと、当時、校庭にあった遊具の紹介もあります。



小学校の校庭には必ずあった遊具ですが、もう今はないんでしょうw あと、中学に入学したときに校庭に遊具がないことに気が付いて、なんとなく大人に近づいた気もしたものですw
今と昔は違うとは思いますが、それでは「休み時間」というのは子供たちにとっては、束の間の息抜きの時間になっていることは間違いないと思います。今の時代のようにスマホやゲーム機なんかなかった時代ですので、外に出て暴れまくるか、室内でちょっとしたゲームをするかですが、友達とコミュニケーションをとることにおいては、授業で勉強することと同じくらい大事なことだったような気がします。
「教育博物館」では、学校教育に関する歴史的な背景はもちろん、福井県内で研究され、世界的に注目を受けている有名な先生方の功績の展示もあります。企画展もありますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。
◎福井県教育総合研究所 教育博物館
〒919-0461 福井県坂井市春江町江留上緑8−1