建築現場には様々な職種の人が携わります。いわゆる「職人さん」といわれる専門工な人です。木造の現場では主軸となるのはやはり「大工さん」なわけですが、そのほかの職種も含めても、底座さえしてくれてる方がおられます。それは、
「配送業者」さん と 「運び屋」さん
です。どんなに職人さんに素晴らしい技術の腕があったとしても、「資材」がなければ仕事はできません。この「資材」を製造工場から現場に運搬してくれる「配送業者」さんがいなければ、いつまでたっても「資材」は現場に届きません。さらに、その「資材」を所定の位置に置いてくれる「運び屋」さんも必要になります。少量の資材であれば配送業者さんから受け取って現場に持って入ることもできますが、大量の資材を一度に納入する場合にはそうはいきません。今日は、まさに、「配送業者」さんと「運び屋」さんが神様みたない日でしたwww

早朝、資材が現場に届きました。石膏ボードです。厚みが2種類あって、9.5mmが189枚、12.5mmが182枚です。ボードは「吉野石膏」さんのものですが、メーカー直送での現場納入ということになりました。
さて、1枚あたりの重さですが、9.5mmは約11kg、12.5mmは約14kgです。従って、今回の資材納入では、9.5mmが約2t、12.5mmが約2.5tということになりますwww これを現場の所定の位置にトラックから降ろして運ばねばなりません。これを大工さんたちと管理の私たちがやってたら、おそらく半日はかかりますw そして、午後から明日は寝たきりの状態になり、筋肉痛で身動きとれなくなるでしょうwww
というわけで「運び屋」さんの登場です♪



配送業者さんのトラックにはユニックがついているので、普通に考えれば、まずユニックで降ろしてから運べばいいのにと思うのですが、「メンドクサイ」らしいですwww 直接、トラックからボードをつまんで荷卸しが始まりました。
私共管理ができることは、せいぜい、運搬の邪魔にならないように歩行路を確保して差し上げることしかありません。あとは、もう見守るしかないんですw

12.5mmの石膏ボードを4枚一度にもっているところです。つまり、約56kgを抱えて運んでいるわけです。運び屋さんは3人で来られたのですが、一人はなんと6枚抱えてましたw おもわず「骨格おかしくならね?w」って聞いてしまいました。
この仕事は確かに力仕事ではありますが、運搬でへとへとになっては仕事にならないのです。今日も明日も運びの現場はあるわけですので、イマドキの表現使えば「持続可能」でなければなりません。となれば、どう動けば疲労が少ないかということを考えての動きになるわけです。

そして30分程度で運搬作業は終了しました!このあと、3軒ほど運びの現場を廻るそうです。
この現場は比較的楽な現場だったそうです。そしてもう一つ触れておかなければならないのが、このような資材の運搬の原則は「車上渡し」です。「車上渡し」とは、「荷降ろしは行わない」ことを意味します。他の表記では「軒先渡し」というのもあります。要するに配送業者さんは、配送のみに対して責任を負うということを明確にし、荷卸しは荷受人、この場合、弊社の責任であるということが原則なわけです。
でも、今回の配送業者さんは、ドライバーさんも加わって荷卸ししてくださいました。運送関係の労働改善が声高に言われているなか、荷主、荷受け人の責任というのもはっきりとさせなければなりません。もし、荷下ろしも含めて対応してもらうのであれば、それに見合う対価は必要になるのは「当たり前」なのですが、通販の「送料無料」という謳い文句に惹かれるのと同レベルで、どうしても「運賃」という部分は軽く見られがちです。特に、このような重量物、大型といったものであれば、なおさらのことです。
こういう「運搬経費」という部分も工事費に含まれることをお客様にはご理解いただきたいと思います。

