地域脱炭素の実現

地球環境問題への対応ということで「脱炭素社会実現」ということを言われ始めて久しいですが、世界的、あるいは国家としての対応という側面では様々な指針などを決定、推奨していくという動きでしかありません。実際には、人や企業・組織が脱炭素を意識した「具体的な動き」が必要なわけですが、地方レベルで見た場合、その動きは鈍いというのが現状かと思います。

弊社は、令和6年度カーボンニュートラル推進企業 価値づくり企業部門で表彰を受けましたが、カーボンニュートラルというと単なる「省エネ」という側面での工夫かと感じるかもしれません。

省エネを推進することで、電力量を削減することで化石燃料の使用量を減らすことでの脱炭素というのは否定しませんが、脱炭素社会に寄与するというのは、単なる省エネ推進にとどまるわけではありません。炭素使用量を減らすというのが原点ですので、例えば、木造で建物を作るということも脱炭素社会への寄与ということになります。

さて、以前のブログでもテーマにしましたが、「カーボン・オフセット」という考え方が、企業や地域社会の今後の運営に非常に影響を与えるキーワードになってくるわけですが、すでに、このキーワードを元にした動きは、世界的に始まっていますし、日本国内においても、カーボン・オフセットを元にしたビジネスモデルや、自治体の運営なども始まっています。福井においても、福井県、各市町や環境省を中心として、一部の企業において取り組みがはじまっています。

この度、福井で、「地域脱炭素の実現に向けた事業・金融機関向けセミナー」が開催されます。

第一部では、国策としての紹介や、福井銀行による金融機関としての取り組みのお話しであり、第二部として実際の取り組み事例の紹介もあるようです。まだまだ耳慣れない言葉でもある「カーボンニュートラル」ではありますが、すでにその取り組みがはじまっているわけで、話しを聞いておくというのは必要なことかもしれません。

セミナーは、オンライン参加もできるようですので、ご興味がおありの方はどしどしお申込みください。

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