暑い日が続きますが、福井市では「クーリングシェルター」が開設されるなど、熱中症対策としての一時避難所が提供されています。
これらは空調された施設で一時的に休憩をとるということを目的としていますが、自然の中にも「クーリングシェルター」はあります。それは「滝」です。
以前のブログでもご紹介しましたが、福井市には「一乗滝」というところがあります。
この滝は落差もあり、滝の前はプールのような感じなので体を冷やすこともできます。朝倉氏遺跡のもっと奥に位置しますので、遺跡に観光に来られた方が、そのまま立ち寄るという感じにもなります。ただし、この滝のところで行き止まりになりますので、帰りはUターンになりますw
さて、福井にはまだまだ他の滝もありますが、先日、嶺南に行った際、
「瓜破の滝」
というところに行ってきました。この滝は「天徳寺」というお寺の境内奥に位置する滝ですが、「瓜破」という言葉に現れているように、水温が12℃と低い水が流れる滝です。水量も豊富で、1日4500tも流れます。水質は軟水で飲料もできます。ミネラルが豊富に含まれ、皮膚病などにも良いということです。
水はその場で飲む場合には無料ですが、持ち帰る(汲んで帰る)場合には、清掃協力金として300円を支払うということになっています。水汲み場は駐車場横にありますが、滝のところにも、蹲(つくばい)が立てられているので、そこで手ですくって飲むこともできます。
さて、先ほども書きました通り、「天徳寺」の境内ですので「聖域」です。ペットはお断りになってるのでご注意くださいませ。

この日は連休とかではなく、普通の日曜日でしたがかなりの観光客がお見えでした。正直、福井のどこの観光地もそうですが、土日にフラっと行っても駐車場に入れないとか、列待ちなんてことはなかったんですが、去年くらいからすごい人出です。ちなみに、瓜破の滝は敦賀とかではないので、ぶっちゃけ新幹線とか関係ないと思われですw どちらかというと車のほうがメインです。


そして、いよいよ滝の場所にw 鳥居も立てられ、まさに「聖域」です。道の両脇には巨木が立ち並び、周辺の空気をひんやりさせています。マイナスイオン効果でしょうか、すがすがしい気分になります。

奥に行くと滝があります。ものすごく高いところから落ちる滝ではなく、「渓流」という感じではありますが、水が冷えているせいか、周辺の涼しさはハンパないです!
ちょっと降りれるところがあるので、水を一口飲みましたが「無味無臭」です。手を洗いましたが、温泉に入ったようなツルツル感がありました。
この瓜破の滝の水をそのまま原水として取り込んで、「わかさ瓜割の水」としても販売されています。
この「瓜破の滝」の水でコーヒーをいれたり、料理を作ったりすると美味しさが違うということで、食品会社で使用する「水」として供給を受けているところもあるようです。
夏の若狭路ドライブでは休憩がてらお立ち寄りくださいませ。
◎瓜破の滝(天徳寺)